ピッキング

不正解錠で有名なピッキングの手口についてご紹介致します。
ピッキングとは､針金に似た工具（主にピックとテンション）を使用して施錠されたシリンダー錠を解錠する手口です。慣れた人なら1分程度で鍵を開けることができます。また､鍵開けの際に音も出にくく､開いている鍵を施錠することもできるので痕跡も残りにくいのが特徴です。しかし､ディンプルキーなどピッキング対策済みの構造になっているシリンダー錠が様々な鍵メーカーから販売されていますので､玄関ドアや勝手口などのシリンダー錠が古くピッキング解錠されやすいシリンダーのままでしたら鍵交換をおすすめします。

ちなみに､ディンプルキーはピンシリンダー錠に分類されます。
ピンシリンダー錠とは､シリンダー内部にピンがあり､通常はピンがバラバラに並んでいるため鍵が回せませんが､正しい鍵を差し込むことでシリンダー内部のピンが並び鍵が回せるようになり鍵の開錠が可能になる仕組みの錠前をピンシリンダー錠といい､ディンプルキーは､この構造をより複雑にしたシリンダーです。ディンプルキーをピッキングで解錠しようとした場合､ピンシリンダー錠と比べて10倍以上の難易度になると言われています。